
はてなブログで記事を書き始めると、どこかのタイミングで 「SEO設定、ちゃんとやらないといけないのかな」という気持ちになります。
そもそもSEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略です。 Googleなどの検索エンジンで、自分のブログ記事が上位に表示されやすくなるよう 整えることを指します。
たとえば「はてなブログ SEO設定」と検索したとき、 検索結果の上の方に表示される記事は、Googleから 「この記事は検索した人の疑問に答えている」と判断されているものです。
SEO設定とは、そうした判断を正確にしてもらうための 情報をGoogleに渡す作業、と考えると分かりやすいです。 記事を書いただけでは、Googleはその記事が何について書かれているのかを 完全には把握できません。設定によってその情報を補う、という役割があります。
この記事では、はてなブログのSEO設定で最初に確認したい項目を絞り込んで整理します。 全部を一度にやる必要はなく、「今日これだけ確認できた」という 小さな完了感を積み上げることを目的にしています。
なお、SEO設定を整えるだけで検索からのアクセスが急に増えるというわけではありません。 非常に長い目で見る必要のある要素です。
SEO設定は「下地」であって「答え」ではない
SEO設定の話をする前に、一度立ち止まって確認したいことがあります。
設定画面を何度も見直しているのに、肝心の記事が増えていない—— そういう状態になっていないでしょうか。
SEO設定を整えることは大事です。ただ、それはブログの「下地」を作る作業であって、 設定を完璧にしたからといって検索流入が増えるわけではありません。 個人ブログの場合、検索流入は数日で判断するより、数ヶ月単位で見る方が現実的です。 少なくとも、設定した翌日にアクセスが増えるようなものではありません。
「設定を全部完璧にしてから記事を書く」という順番は、実際には逆効果になりやすい。 設定に時間をかけすぎて、記事の数が全く増えないのは非常にもったいないパターンです。
最初に確認すべき設定は5〜6項目に絞れます。 それだけやれば、あとは記事を積み上げる方に集中してよい。 この記事ではその「最低ライン」を整理します。
はてなブログで最初に確認したいSEO設定の項目
「検索を避ける」設定を確認する
意外と見落としやすいのが、この設定です。
はてなブログの詳細設定には、検索エンジンへの登録を制限する設定があります。 この設定が意図せず有効になっていると、検索エンジンに見つけてもらえません。
「自分では無効にしたつもりだった」という見落としが起きやすい項目です。
場所は、設定⇒詳細設定 の真ん中やや下辺りです。 「検索エンジンに登録させない」にチェックが入っていると、検索エンジンには登録されなくなります。

Google Search Consoleとの連携
「Google Search Console」を連携しておくとどの検索キーワードで記事が表示されているか、 ちゃんとGoogleにインデックス(=検索登録)されているかどうかを確認できるようになります。
連携していない状態だと、記事を公開してもGoogleに認識されているかどうかすら分かりません。 最初にやるべき設定のひとつです。
はてなブログの設定⇒詳細設定に「Google Search Console」の項目があります。 Search Consoleで取得したHTMLタグのcontent部分を貼り付ける形で連携します (画面の名称や手順は変更されることがあるため、公式ヘルプも確認してください)。
なお、Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスは別のツールです。 アクセス解析はGoogleアナリティクス、検索での表示状況はSearch Consoleという形で 役割が分かれています。設定の場所も別々になるため、混同しないよう注意してください。
Search Consoleの詳しい連携手順は別記事で解説していますので、そちらを確認してください。
記事の概要(メタディスクリプション)の設定場所
メタディスクリプションとは、検索結果に表示される説明文の候補になる文章です。
ただし、設定した文章が必ずそのまま表示されるわけではありません。 Googleが本文の別の箇所を使った方が分かりやすいと判断した場合、 記事本文から自動で抜き出されることもあります。
それでも、記事の内容を自分で伝えられる機会として入れておく価値はあります。
はてなブログの場合、記事編集画面の「編集オプション(歯車のマーク)」内にある 「記事の概要」欄から、記事ごとの説明文を設定できます。 画面の位置や名称は変更されることがあるため、見つからない場合は「編集オプション」「記事の概要」という項目を探してみてください。
書き方の目安は120文字前後。 検索した人が「この記事に書いてありそう」と感じる説明を、自然な文章で入れます。
たとえば、この記事なら次のような説明文になります。
「はてなブログのSEO設定で最初に確認したい項目を整理。 Search Console連携、記事の概要、URL、カテゴリー、内部リンクまで、 初心者向けに現実的な優先順位で解説します。」
記事URLの設定(スラッグ)
はてなブログの設定では、記事URLが日本語タイトルをそのままエンコードした形になることがあります。 日本語URLは文字化けしたような長いURLになりやすく、SNSでシェアされたときや外部からリンクされたときに扱いにくい側面があります。
設定⇒詳細設定のフォーマットという項目を確認しましょう。 ここで「記事のタイトルがURLになります」にすると、URLが日本語になります。 特に理由がないのであれば、「標準」か「ダイアリー」を選んでおくのが無難です。

カテゴリーの整理
カテゴリーはSEOに直接大きく影響するわけではありませんが、 ブログ全体の構造を整理するうえで関係してきます。 カテゴリーが多すぎたり、内容がバラバラだったりすると、 サイト全体のテーマが分散して見えることがあります。
最初から完璧に分類する必要はありませんが、 記事数が増えてきたタイミングで一度見直すとよいです。
目安として、同じテーマの記事が3〜5本以上あるカテゴリーを残し、 1〜2本しかないカテゴリーは統合することを考えます。
設定を整えたあとに残る課題:キーワードと内部リンク
キーワード選定は難しい
SEO設定の中で、最も「やったことが正しいのか分からない」と感じやすいのがキーワード選定です。
メタディスクリプションや見出しにキーワードを含めてみて、記事タイトルを調整してみたとします。 その結果が良かったのかどうか、しばらく経たないと分からない。 その間は手応えがほとんどありません。
これはSEO全般に言えることですが、とくにキーワード系の作業は 「やった感」と「実際の効果」の間に大きなタイムラグがあります。
キーワード選定については「なんとなくやっている」段階から抜け出すのに時間がかかります。 最初は大きなキーワードより、検索ボリュームが小さくても 具体的なロングテールキーワードを狙う方が現実的です。
通常のキーワードとロングテールキーワードの違い
通常のキーワード(いわゆるビッグキーワード)とは、 「はてなブログ」「副業」「SEO」のような、検索する人が多い短い言葉です。 検索されやすい反面、大手メディアやベテランブロガーがすでに多数の記事を書いていて、 書き始めたばかりのブログが上位に表示されるのは、現実的にかなり難しい状態です。
一方、ロングテールキーワードとは、複数の言葉を組み合わせた より具体的な検索語句のことです。
たとえば——
- ビッグキーワード:「はてなブログ」「SEO」
- ロングテールキーワード:「はてなブログ SEO設定 初心者 最初にやること」
検索する人の数は少なくなりますが、 そのぶん「何を調べたいのか」が絞り込まれています。 記事の内容と検索意図が一致しやすく、書き始めのブログでも 検索結果に表示される可能性が出てきます。
実際のやり方
難しく考えすぎる必要はなく、最初は次の問いに答えるだけで十分です。
「自分がこの記事を書くとしたら、どんな言葉で検索してたどり着くか?」
たとえばこの記事なら、「はてなブログ SEO設定 初心者」や 「はてなブログ SEO 最初にやること」といった言葉が候補になります。
その言葉を、記事タイトル・見出し・記事の概要(メタディスクリプション)に 自然な形で入れておくことが、ロングテールキーワードを狙う基本的なやり方です。
ツールを使って検索ボリュームを調べる方法もありますが、 最初の段階では「自分なら何と検索するか」を起点にする方が 作業が止まらずに続きます。
内部リンクはわかりやすい
SEO設定の中で方向性がわかりやすく、かつすぐ動けるのが内部リンクです。
自分のブログの関連記事同士をリンクでつなぐこと。それだけです。 読者が記事を読んだあとに、関連する別の記事へ自然に移動できる導線を作る作業です。
Googleのクローラーが記事を巡回する際にも、 内部リンクがあることでブログ全体を把握しやすくなると言われています。
作業としても具体的で、「この記事からあの記事へリンクを貼る」という判断がしやすい。 キーワード選定のように「正解が見えない」という感覚になりにくいのも特徴です。
記事を公開したあと、関連記事を確認してリンクを追加する作業はSEO設定の中でもとくに続けやすいものです。
記事公開後にやることの流れは、 「ブログ記事を公開したあとにやること|インデックス登録・X投稿・内部リンク確認の手順」 にまとめています。
「設定より記事」が現実的な優先順位
SEO設定を整えることは大事です。 ただ、記事が少ない段階では、設定を何度も見直すより、 まず読まれる可能性のある記事を増やす方が現実的です。
記事が少ない状態で設定だけ完璧にしても、評価される素材がありません。 逆に、記事が積み上がっていれば、多少設定が甘い部分があっても後から修正できます。
会社員が平日夜にブログ作業をする時間は限られています。 そのなかで「設定の見直し」と「次の記事を書く」のどちらに時間を使うかといえば、 長期的には記事を書く方が積み上がっていきます。
設定は一度整えたら、しばらくそのままでよい。 その後は記事を書くことに集中する。これが現実的な優先順位です。
はてなブログProにすると独自ドメインや広告非表示など、ブログ運営上の選択肢は増えます。 ただし、Proにしただけで検索流入が増えるわけではありません。 まずはSearch Console、記事の概要、URL、内部リンクといった基本項目を整える方が先です。 記事がある程度積み上がった段階で、Proへの移行を検討するのが現実的な順番です。
ブログ全体の進め方については、 「AI副業ブログの始め方|会社員が最初に決めることと現実的な手順」で整理しています。
まとめ:今日できる確認だけやる
はてなブログのSEO設定で、最初に確認したい項目をまとめます。
- 「検索エンジンに登録させない」設定が意図せず有効になっていないか
- Google Search Consoleとの連携(設定済みかどうかを確認)
- 記事の概要(メタディスクリプション)の入力欄の場所(編集オプション内)
- 記事URLのスラッグ設定(公開前に英数字で設定する習慣をつける)
- カテゴリーの整理(記事が増えてきたタイミングで見直す)
キーワード関連の設定は、正直なところ「これで合っているのか」が分かりにくく、 結果が出るまでに時間がかかります。まずは上記の項目を確認するだけで十分です。
設定を整えたら、次の一手は記事を書くことです。 SEO設定は下地であり、ブログの評価は記事が積み上がることで少しずつ動いていきます。
今日やることは、設定画面を一度開いて、上記の項目が済んでいるかどうか確認するだけ。 それで十分です。
設定が終わったら、記事公開後の作業に進みましょう。 「ブログ記事を公開したあとにやること|インデックス登録・X投稿・内部リンク確認の手順」では、 公開後にやるべきことをまとめています。